今年のお盆も、ひとりで過ごします。
50代、ひとり暮らしです。
【この時期の空気が、少し苦手でした】
お盆が近づくと、
世の中の空気が変わりますよね。
テレビでは帰省ラッシュの中継が流れて、
スーパーには家族向けの大きなパックが並びます。
道ですれ違う人も、
なんとなく人数が多い気がしてくる。
去年のお盆は、働いていました。
休みが取れなかったので、
お盆という感覚のないまま
過ぎていったように思います。
さみしいと思う暇もなかった、
というほうが近いかもしれません。
今年は、時間があります。
時間があると、
まわりの音がよく聞こえるようになるんですね。
ひとりでいることが問題なのではなく、
まわりがにぎやかだと、
自分の静けさが急に目につくんです。
【決めたのは、ひとつだけです】
今年は、実家に顔を出す日があります。
あとは、これといった予定はありません。
特別なことをするつもりもありません。
ただ、ひとつだけ決めたことがあります。
朝の散歩を、休まないことです。
予定のない日に、何もしないでいると、
考えなくていいことまで考えてしまうんです。
朝に外へ出る。
帰ってきて洗濯をする。
それだけで、一日の形ができます。
【ひとりのお盆にも、いいところがあります】
正直に言うと、
悪いことばかりではありません。
食べたいものを、食べたい時間に食べられる。
昼寝をしても、誰にも何も言われない。
気をつかう相手がいないので、
夕方になっても疲れていない。
わずらわしい人づきあいがないこと。
そして、時間が自分のためだけにあること。
この二つが、
思っていたよりずっと楽でした。
以前は、この時期になると
「気をつかう側」でいることが多かったように思います。
今はその分の力を、
自分のために使えています。
【さみしくない、とは言いません】
強がるつもりはないので、
正直に書きます。
まったくさみしくないかと言われたら、
そんなことはありません。
ふとした瞬間に、
静かすぎるなと思う日もあります。
でも、それは
「ずっと続く苦しさ」ではなくなりました。
夕方に少しだけやってきて、
夜には薄くなっている。
そのくらいの重さです。
さみしさをなくそうとするより、
そのくらいの大きさに保っておくほうが、
私には合っていました。
【おわりに】
もし今年、ひとりでお盆を過ごす方がいたら。
無理ににぎやかにしなくていいと思います。
かといって、
一日中ひとりで部屋にいるのも、少しきつい。
朝に散歩をするとか、
買い物に出るとか、
その程度でずいぶん違います。
お盆はすぐに終わります。
いつもの毎日のほうが、
私たちには合っているのかもしれません。

